境界のRINNE 火車 Part6 [らんま1/2][火車王]

境界のRINNE で、六道りんね君の特徴は、なんといっても貧乏なことですが・・・(^^)

貧乏話というと、らんま1/2 の 火車王の話が思い浮かびますね。(^^)

火車王流それは、自分の金はビタ一文遣わず、他人にたかって生きる生活術。
火車王流の者と関わった人間は、必ず借金づけになるという。


らんま1/2 29.09 火車王の挑戦
らんま1/2 29.09 火車王の挑戦
高橋留美子 小学館

りんね君も、クラブ棟の部屋でローソクの明かりを頼りに暮らしていますが、天道一家も、なびきが、火車王とデートをして、そのツケを全部かぶることになり、ローソクでの生活を余儀なくされます。(^^)

また、りんね君は、バラの花の内職をして生活の足しにしていますが、天道家でも、あかねとかすみが、造花の内職をして、暮らしの足しにしていたようです。

らんま1/2 29.10 借金王 VS 借金女王
らんま1/2 29.10 借金王 VS 借金女王
高橋留美子 小学館

そういえば、「境界のRINNE 第8話 眠るのがこわい」 では、落ち武者の背中には、三本の矢が刺さっていましたが、天道早雲の背中にも・・・・矢の催促が・・・・(^^)

らんま1/2 29.10 借金王 VS 借金女王  矢の催促
らんま1/2 29.10 借金王 VS 借金女王  矢の催促
高橋留美子 小学館



らんま1/2 の人気って凄いですよね。手がきブログなどを見ていると、毎日どんどん増えて行きますからね。

手ブロ らんま

境界のRINNE は、手ブロでは、ちょっと停滞気味かもしれませんね。

もしかすると、皆、コミックス待ちなのでしょうか? コミックスの1巻が発売されれば、堰を切ったような勢いで・・・・?

どうでしょう?(^^)

手ブロ 境界のRINNE のそ1
手ブロ 境界のRINNE その2

境界のRINNE 火車 Part5 [車輪刑][聖女カタリナ]

りんね君が使用した技は、火車烈断というのですが、これは火車という武器によって、烈断するという意味なのでしょうか?(^^)

中世のヨーロッパでは、車輪刑 (しゃりんけい) という刑罰があったそうです。

ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら より
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら

車輪刑は、放火や殺人を犯した者に科せられた刑罰だそうです。
刑罰の方法は、罪人を横たえ、大きな重い車輪で両手、両脚を砕き、そうしてから、罪人を水平な車輪の上に横たえて手足を絡ませて放置したそうです。

大変過酷な刑罰だったようですね。

次の絵は カテリナ という聖女です。
 
聖女カテリナ

黄金伝説によると、彼女はローマ皇帝に背き、四つの車輪につながれて八つ裂きにされそうになったのですが、彼女が・・・・

「主の御名の栄光のために、また見物に集まった人々を回心させるためにどうかこの刑車を破壊して下さい」

と主にお願いすると、主の御使いがあらわれて、刑車をこっぱみじんに粉砕したので、飛びちった破片に当たって四千人もの異教徒が死んだそうです。

このようなことから、車輪は、聖女カタリナのシンボルとなっているそうです。
そして次が、聖女カタリナの名を戴いていてる、St.Catherine's College のクレスト・フラッグです。

St Catherine's College

火車烈断にかなり似ているように思います。(^^)

聖女カテリナの死体は、シナイの山に葬られたそうですが、ある修道士がシナイへ行き、七年の間彼女に仕えたそうです。そうして、遺体のかけらをいただきたいと、聖女に熱心に祈願していると、突然聖女の指の一部がぽきりと手から落ち、彼はこれを神の賜物と喜んで、故郷の修道院へと持ち帰ったそうです。

この逸話を読んで、指仙人という落語を思い出しました。

 羽衣というおいらんが、木曽の山奥へと身を隠してしまった。おいらんのことを忘れられない若旦那が、羽衣を追いかけて旅へ出る。
 若旦那が山中で道に迷っていると、仙人姿の羽衣が姿を現す。そうして、天を指でさすと食い物が降ってきて、空腹の若旦那は大喜び。お別れにとまた指をさすと、大金が降ってきた。
 別れ際に羽衣が、「もう望みはありませんか」と尋ねると、若旦那は、
「他でもない、その指が欲しい」

この話は、中国の「笑府」という話から作られた落語です。もともと、仙人は男の友達という設定のものを改変したものですから、聖女カタリナとは全く関係ありません。(^^)



「輪廻の輪」と「火車」について、一応お仕舞いです。

境界のRINNEは、これからどうなるのでしょうね? 新展開があるのか? 明日の発売が待ち遠しいですね。(^^)

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ジャンル : アニメ・コミック

境界のRINNE 火車 part4 [火車の説]

仏教の法話集に、「火車の説」というのがあったので、それを簡単に紹介します。

浄土の教えによれば、火車とは罪人を載せて地獄に引っ立てるものである。それを人々に教えるために、罪人を火車に載せて牛鬼がこれを引いて行く図が描かれる。

火車の「火」の意味は、煩悩のたとえであり、また、無常のたとえでもある。また地獄の絶えざる火のことでもある。さらに、三途の川の一つである、火途のことである。

( 三途の川とは、火途[怒り]、刀途[貪欲]、血途[愚鈍] の三悪道からなっています。これは、先に五趣生死輪で見た、ヘビ、ハト、ブタに対応します。)

火車の「車」とは、輪廻のことであり、12因縁を基として六道の生死と循環のことである。

(この後の説明は、無常の鬼など、五趣生死輪と同じ説明がなされています。)

このように、「火車」と「輪廻の輪」は密接に関連していたわけです。



ところで、火車の説話には、大きく分けて二つの系統があります。
一つは、今昔物語・宇治拾遺物語の系統の、
僧侶が火車を追い返す話。
もう一つは、平家物語・源平盛衰記の系統の、
罪人が火車に連れて行かれる話。

後者では時代が下がると、平清盛は、強欲な老婆 (火車婆)へ、火車の夢を見るのは、清盛の妻の二位殿 (時子)から、老婆の娘というように卑属化しています。

そして、この火車は、さらに妖怪になっていたりします。
wikipedia には次のようにあります。

出没地は特定されておらず、全国に出現すると言われている。罪人が死ぬと、暗雲と大風雨と共に地獄から現れ、その者の葬式や墓場から亡骸を奪い去っていく。雲の中から手が現れて死体を奪うともいい、そうして持ち去られた亡骸は五体がバラバラに引き裂かれた無残な姿で、山などに捨てられたともいう。火車の出現は、その者が罪人である証とされ、人々は恐怖と同時に恥ずべきことと考えていた。

正体は猫の妖怪とされることが多く、年老いた猫がこの妖怪に変化するとも言われ、猫又が正体だともいう。

鳥山石燕『画図百鬼夜行』より「火車」
鳥山石燕『画図百鬼夜行』より「火車」



では、なぜ火車の説話に化け猫が入り込んだかということを考えてみると・・・・
昔は、土葬だったので、実際に死体が動物に荒らされたということが、あったのだと思います。

そして、火車の描写を見ると次のようになっています。

奇異雑談集
・・・・・
雷電はなはだ鳴りて、人頭を割るがごとし。大雨降ること、盆の水を傾くるがごとし。下火(あこ)の松明も消えなんとする時に、黒雲一むら、龕 (がん) のうへに落ちくだりて、龕の蓋をはねのけて、死人を掴んであがる処を・・・・


註: 「下火の松明」 葬式などの時に先導する松明のこと。  
   「龕 (がん)」 棺のこと。
   (この話では、火車は化け猫ではなく、挿絵は鬼のようである)


この大雨の描写は、鵺や雷獣の出現と同じです。特に、「黒雲一むら・・・」というのは、鵺や雷獣の出現の定型句のようなものになっています。

例えば、尼子十勇士では、

比叡山より黒雲一むら起こると見えしが、一声の霹靂天地も砕くるばかりに車輪の如き火の玉庭前 (ていぜん) に落ちて御殿へ駆け上がりければ、各々将軍をとり囲み刀を抜いて追い払うに、この光にや恐れけん。

となっているのですが、ここで言われている、「車輪のような火の玉」というのが、火車と癒着していったのではないかと思えます。

そして、

頭は鼬 (いたち) のごとく、手足の爪恐ろしく、啼き声 ひせい(ムササビ) に似たりける。

というような雷獣が死体を食らう化け猫へと変化するのは、容易なことであるように思えます。

参照サイト
犬研(犬夜叉の研究)  鵺から雷獣への変化
らんま/考 鵺と 牛鶴鰻毛人
らんま/考 「鵺」の尻尾と「牛鶴鰻毛人」の尻尾

まだ続く予定です。

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境界のRINNE 火車 Part3 [平家物語][源平盛衰記]

平清盛が亡くなる時に、清盛の妻の時子の夢にも火車が現われます。そして、この時の清盛の病気の描写がすさまじいです。

平家物語 6.5 入道逝去の事

 入道 (平清盛)は、発病してからというもの、湯水も喉を通らず、体温は火をたいているような高熱で、彼が寝ている所の四・五間の内にいる者は、その熱に耐えられないほどであった。そして、入道は「あつい。あつい。」とうわごとばかり言っている。

 あまりの耐えがたさに、比叡山から千手井(せんじゅい) の水をくんで運ばせて、それを石の水槽に満たして、そこに入道を浸して身体を冷まそうとするが、水はあっというまに、ぐらぐらと煮えたぎってしまった。
 
 それではと思い、竹の樋で水を引いて、その水をかけてみるが、焼け石に水をかけるが如く、水は飛び散ってしまう。たまに身体にかかった水は、炎となって燃えるので、殿中は黒煙が充満し、炎が渦巻いてたちのぼった。
・・・・・・・
 
 また、入道の北の方、八条の二位殿 (時子) が見た夢も恐ろしいものだった。
激しく燃え立つ、誰も乗せていない御所車が入って来たと思ったら、車の前後に立っている者の顔は、牛と馬であった。そして車の前には、「無」という文字だけの鉄の札が立ててあった。

 時子が夢の中で、「これはどこから来て、どこへ行くのですか?」と尋ねると、
「平家太政入道殿の悪行が度を越しているので、閻魔庁よりのお迎えのお車なのです」という。
「それでは、あの札はなんですか?」と尋ねると、
「金剛十六丈の東大寺の大仏を、焼き亡ぼした罪によって、無間地獄の底へ落とすという、閻魔の庁の判決が下ったのですが、『無間』の『無』だけ書かれて、『間』の字はまだ書かれていないのです」と答えた。
 時子は夢からさめると、からだじゅう、汗でびっしょりだった。
・・・・・


平家物語では、直接、火車や火の車という単語は出て来ていませんが、
源平盛衰記 26.8 入道得病。付平家可亡夢事
では、車のところに立っているのは、青鬼と赤鬼となっており、彼らは、「入道を迎えに来た火車である」と言っています。
そして、この夢を見た女房はその夢に悩まされて死んでしまいます。

清盛の高熱
太政大臣 清盛入道 病脳して 
炎の如く 身熱ければ 比叡山 
千手院の 水を汲し これに入


さらに、清盛の死について次のように書かれています。

今年六十四歳であったとはいえ、老衰というほどの年ではなかった。宿運が尽きれば、大法秘法の効験もなく、神仏の威光も消え、諸天でさえも擁護されないのに、ましてや人間ではどうすることもできない。

清盛のためならば命もいとわぬ忠臣たちは、堂上堂下にぎっしり並んでいたが、目に見えず、力ではどうすることもできない、無常の殺鬼相手では、ほんの少しも押し返すことはできないのだ。

帰ることの出来ない、死出の山、三瀬川、黄泉中有へと、清盛はただ一人で旅立ったのだ。いや日ごろ作っていた罪業だけが、獄卒となって迎えにきたのであろう。あわれなることだ。


ここで出てくる、「無常の殺鬼(むじょうのせっき)」とは、先に「輪廻の輪 Part3」で見た、五趣生死輪 (ごしゅしょうじりん)に描かれている、「無常大鬼」なのだと思います。

まだ続く予定です。

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境界のRINNE 火車 Part2 [今昔物語][二宮金次郎][火車の道歌]

火車(かしゃ) を訓読みすると、火の車 (ひのくるま) となります。
今日でも、「家計が火の車だ!」というような使われ方をよくしますね。
そういえば、りんね君は、貧○のようなので、「火車烈断!」はまさに、りんね君にぴったりの技だったことになります。(^^)

悪事を働いた者はこの火の車に載せられて、地獄へ運ばれるのだそうです。
今昔物語に次のような話があります。

今昔物語 15.4 薬師寺の済源僧都往生の話

 今は昔、薬師寺に済源僧都という人がいた。俗名は源の氏であった。幼いときに出家して薬師寺に住み、仕舞いにはこの寺の別当となって長年過ごした。彼は道徳心が篤く、別当になってからも、寺の物を私物化することもなく、常に念仏を唱えて極楽に生まれることを願っていた。
 月日が経ち、彼も年老いて死期が近づいた。彼は念仏を唱えて今にも入滅しようとしたいた。ところが、彼は突然起き上がって弟子を呼びつけてこう言った。
「長年この寺の別当として、寺の物を私物化することもなく、一心に念仏を唱えて、臨終の時には必ず極楽へ行けると思っていたのに、極楽の迎えが来るどころか火の車が迎えにやって来たのだ。わしは、車を引いてきた鬼たちに、『どういうわけで地獄の迎えがきたのか?』と尋ねると、鬼たちは、『先年、寺の米を五斗借りて使ったのに、まだそれを返していない。その罪によって迎えに来たのだ』というので、わしは、『そんな些細な罪で地獄に落ちてたまるか。その米は倍返しで返してやる』と言ってやったところ、鬼たちは火の車を寄せてここで待っている。お前たち急いで米一石を寺へ持って行きなさい。」
 弟子たちはこれを聞いて、急いで米を寺に届けた。
 寅の刻を告げる鐘が聞こえてくると、僧都はこう言った。
「火の車は帰って行った」
 それからしばらくして僧都がこう言った。
「火の車は帰り、今は極楽への迎えがやって来た」
 僧都はこう言って、両手を合わせて額にあてて、涙を流して喜びながら念仏を唱えて入滅された。僧都が往生した部屋は、薬師寺の東の門の北の脇にある。今もその僧房は残っている。
 このように、些細な罪であっても火の車は迎えに来るのだから、寺の物を私物化している別当などはどうなることか推して知るべし。


訳し方のせいもあるかもしれませんが、ちょっとユーモラスな話ではあります。(^^)
この話は、宇治拾遺物語の4.3にも同じ話が収められています。

次の絵は、教訓を集めた本に載っていたものです。

火車

火の車
作る大工は
あらざれど
われとつくりて
我と乗るなり

と書かれているようです。実はこの道歌は、二宮金次郎が言った言葉ということにもなっています。

二宮翁教訓話 火車の道歌

 火の車造る大工はなければも
       おのが造りておのが乗り行く

 この道歌の意味は、世の中の人は、よく火の車ということを言いますが、さて、その火の車というものは、果たしていかなるものなのでしょうか? 世の中に火の車など造る大工などいないのに、一体誰が造ったのでしょうか? それは、怠けてばかりいる者が、自らの手でいつしか火の車を造っているというわけなのです。・・・・・



まだ続く予定です。

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