境界のRINNE 第129話 腰砕け坂の怪 [怠惰]
だら だら だら だら だら だら
「負のオーラが迫る音・・・」というのが、凄かったです。(^^)
今回の悪霊の負のオーラは強烈だったようですね。
以前、フレンドリースクエアでは、桜ちゃんの一声でりんね君はパッと我に返ったのに、今回は桜ちゃんの 「六道くん、しっかりしてっ。」という声援もりんね君に届かなかったようですからね。(^^)
参照: りんね/考 第75話 フレンドリースクエア
悪霊などが、人のやる気を奪ってしまうというような話はよくありますが・・・・
「喝!! ワシが師匠ぜよ!」でも、コミオ君が悪魔によって全てのやる気をそがれていましたね。(^^)
帰ってきたウルトラマンに出てきた怪獣にも、「なまけ怪獣 ヤメタランス」というのがいました。
人のやる気をなくしてしまう放射能を放つというとんでもない怪獣でした。(^^)
そういえば、昨日たまたまNHKのクローズアップ現代を見たのですが、原発事故の賠償問題で、東京電力の賠償制度は、「賠償請求者が自分で働いて利益を得ると、その分、賠償金が減額されてしまう」ことになっているそうで、人のやる気をなくしてしまうヤメタランスのような制度になっているようです。
昔話の例も少し見てみます。
汗をかいて、ミサに出なかった修道士
ある修道士は、まったくミサに出たがらなかった。というのは、朝のミサの時刻になるとこの修道士は汗をかくのだが、それをぬぐおうともせず、そのまま横になっていた方が健康的だろうと思ったからだ。
ある時大きな祝祭があったのだが、その修道士はまたミサに出ていなかった。そこで院長は、修道士を見に行くことにした。院長がその修道士のベッドに近づくと、修道士が汗をかいているのが見え、ベッドの下でなにかざわめく音がした。
院長がのぞいてみると、ベッドの下に二匹の猿の姿をした悪魔が見えた。
「お前たちはそこでなにをしているのだ」
と院長が尋ねた。悪魔どもは言った。
「わたしたちは、この修道士が汗をかいて寝過ごし、ミサに遅れるように炭火を起こしているんだ」
すると修道士は飛び起きた。そしてその後は、汗をかいたまま寝ていた以前よりも、起床したほうがより健康だとわかった。
勤勉と怠惰
ある怠け者の若者が、どうして寝てばかりいるのかと尋ねられ、こんな風に答えた。
「僕は毎朝話しを聞いているのです。僕には素敵な二人の娘がいます。名前は、勤勉と怠惰というのですが、僕が目覚めると枕元にいて、彼女たちはそれぞれ異なった願いをするのです。一人は僕に起きるようにと懇願し、もう一人は静かに寝ているようにと説得するのです。
そして、彼女たちは、僕が起きなければならぬ理由と、寝ていなければならぬ理由を交互に言い募るのです。これが大変手間取るのです。というのも、両者の言うことを全て聞いて、公平な判断をしなければならないからです。そして、両者の弁論が終わる前に、夕食の時間になってしまうのです」
人々は、多くの時間を、何をしようかと考えることに浪費する。そして、決定が出ずに、時間切れになってしまうのだ。
相撲の初場所ということもあってか? 今回の境界のRINNE は、相撲に関係する言葉が出てきていましたね。(^^)
48円というのは、相撲の四十八手の決まり手の数ですし、近づく物(ママ)すべてを張り手で倒す。という張り手は相撲の技ですね。そして腰砕けというのは自滅して負ける時の状態ですね。(^^)