境界のRINNE 第57話 箱の中 [裁きの輪]

境界のRINNE 第57話 箱の中 高橋留美子 週刊少年サンデー
境界のRINNE 第57話 箱の中 高橋留美子 週刊少年サンデー

りんね君が、小学校の入学祝に魂子さんからもらった、この「輪」なんですが・・・・

まん丸の円なのに、長方形の箱に入っていましたね。(^^)

そして、箱から出たときに、ちゅいーん と音がしているので・・・・

箱の中では別な形をしていたのかもしれませんね、例えば次のように。

8の字

このような8の字ならば、長方形の箱にもぴった入りますね。(^^)

とすると、この輪って、メビウスの輪のような構造になっているのかもしれません。

メビウス
テレビアニメ うる星やつら エンディング6 恋はメビウス


まあ、単に楕円形だったかもしれませんけどね。

楕円




ところで、この輪は、ただのフラフープではないということなんですが、なにに使うのでしょうか?

例えば・・・・格闘新体操で使うとか・・・

らんま1/2 3.4 熱闘新体操 高橋留美子 小学館
らんま1/2 3.4 熱闘新体操 高橋留美子 小学館


イルカに転生したりんね君が、イルカショーで活躍するとか・・・

イルカショー


まあ、色々なことが考えられますね。(^^)




りんね君のリングを見て、最初に思い浮かんだのは、実はキリコの絵でした。

ジョルジョ・デ・キリコ  通りの神秘と憂愁
ジョルジョ・デ・キリコ  通りの神秘と憂愁

更に小川未明の次の話を見てみましょう。

小川未明 金の輪

 一

 太郎は長いあいだ、病気でふしていましたが、ようやく床からはなれて出られるようになりました。けれどまだ三月の末で、朝と晩には寒いことがありました。

 だから、日のあたっているときには、外へ出てもさしつかえなかったけれど、晩がたになると早く家へはいるように、おかあさんからいいきかされていました。
 まだ、さくらの花も、ももの花も咲くには早うございましたけれど、うめだけが、かきねのきわに咲いていました。

 そして、雪もたいてい消えてしまって、ただ大きな寺のうらや、畑のすみのところなどに、いくぶんか消えずにのこっているくらいのものでありました。

 太郎は、外に出ましたけれど、往来にはちょうど、だれも友だちが遊んでいませんでした。みんな天気がよいので、遠くの方まで遊びにいったものとみえます。もし、この近所であったら、自分もいってみようと思って、耳をすましてみましたけれど、それらしい声などはきこえてこなかったのであります。

 ひとりしょんぼりして、太郎は家のまえに立っていましたが、畑には去年とりのこした野菜などが、新しくみどり色の芽をふきましたので、それを見ながら細い道を歩いていました。

 すると、よい金の輪のふれあう音がして、ちょうどすずを鳴らすようにきこえてきました。
 かなたを見ますと、往来の上をひとりの少年が、輪をまわしながら、走ってきました。そして、その輪は金色に光っていました。太郎は目を見はりました。かつてこんなに美しく光る輪を見なかったからであります。しかも、少年のまわしてくる金の輪は二つで、それがたがいにふれあって、よい音色をたてるのであります。

 太郎はかつてこんなに手ぎわよく輪をまわす少年を見たことがありません。いったいだれだろうと思って、かなたの往来を走ってゆく少年の顔をながめましたが、まったく見おぼえのない少年でありました。

 この知らぬ少年は、その往来をすぎるときに、ちょっと太郎の方をむいて微笑しました。ちょうど知った友だちにむかってするように、なつかしげに見えました。

 二

 輪をまわして行く少年のすがたは、やがて白い道の方に消えてしまいました。けれど、太郎はいつまでも立って、そのゆくえを見まもっていました。

 太郎は、「だれだろう」と、その少年のことを考えました。いつこの村へこしてきたのだろう? それとも遠い町の方から、遊びにきたのだろうかと思いました。

 あくる日の午後、太郎はまた畑の中に出てみました。すると、ちょうどきのうとおなじ時刻に輪の鳴る音がきこえてきました。太郎はかなたの往来を見ますと、少年が二つの輪をまわして、走ってきました。その輪は金色にかがやいて見えました。少年はその往来をすぎるときに、こちらをむいて、きのうよりもいっそうなつかしげに、ほおえんだのであります。そして、なにかいいたげなようすをして、ちょっとくびをかしげましたが、ついそのままいってしまいました。

 太郎は畑の中に立って、しょんぼりとして、少年のゆくえを見おくりました。いつしかそのすがたは、白い道のかなたに消えてしまったのです。けれど、いつまでもその少年の白い顔と、微笑とが太郎の目にのこっていて、とれませんでした。

「いったい、だれだろう」と、太郎はふしぎに思えてなりませんでした。今まで一ども見たことがない少年だけれど、なんとなくいちばんしたしい友だちのような気がしてならなかったのです。

 あしたばかりは、ものをいってお友だちになろうと、いろいろ空想をえがきました。やがて、西の空が赤くなって、日暮れがたになりましたから、太郎は家の中にはいりました。

 その晩、太郎は母親にむかって、二日もおなじ時刻に、金の輪をまわして走っている少年のことを語りました。母親は信じませんでした。

 太郎は、少年と友だちになって、自分は少年から金の輪を一つわけてもらって、往来の上をふたりでどこまでも走ってゆく夢をみました。そして、いつしかふたりは、赤い夕やけ空の中にはいってしまった夢をみました。

 あくる日から、太郎はまた熱が出ました。そして、二、三日めに七つでなくなりました。



一般的に小川未明のこの作品は、仏教思想が根底にあると言われているのですが・・・・しかし、グリム童話にこれと似た話があります。

グリム童話 203 バラ

 むかしあるところに、貧しい女の人がいました。この女の人には、二人の子供がいました。弟の方は、毎日森へ薪を取りに行かなければなりませんでした。ある日のこと、男の子が長いこと薪を探していると、小さな子供が現れました。その子はとても力があり、薪を拾い家を運ぶのを、一生懸命手伝ってくれました。しかし、その不思議な子供は、あっという間に、姿を消してしまいました。
 
 男の子は母親にこのことを話しました。しかし、母親ははじめはそれを信じませんでした。そこで、男の子は一本のバラを持って来て、これは、その美しい子がくれたバラで、このバラが大きく開いた時に、再びやって来ると言っていた。と母親に話しました。そこで母親はそのバラを水にいけました。

 ある日のこと、男の子がベッドから起きて来ませんでした。母親がベッドへと行ってみると、男の子は死んでいました。しかし、男の子はとても幸福そうに見えました。そしてその日の朝、あのバラは大きく開いたのでした。



この話は、グリム童話の中の、「子供のための聖書物語」に収められている話です。

男の子の許に現れた、小さな子供は、「子供のイエスキリスト」だったのかもしれません。

テーマ : 境界のRINNE
ジャンル : アニメ・コミック

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