境界のRINNE 第120話 鎌の事なら三日月堂 [月のウサギ]

今回は、来兎(らいと) と 零不兎(れふと) 双子のウサギの姉弟が登場しました。

そして、弟の零不兎(れふと) は、鎌打ち の 四代目 三日月斉(斎)(みかづきさい) だったのでした。

澄んだ秋の夜空に浮かぶ三日月というのは、切れ味の鋭い鎌のイメージがありますよね。(^^)


蝶衣句集 高田蝶衣(1886-1930)

秋 植物 桐一葉(きりひとは)

三日月の鎌や触れけん桐一葉


一枚の桐の葉が落ちるのを見て、あの三日月の鎌に触れたのだな。と見立てたようですね。


境界のRINNE 第120話 鎌の事なら三日月堂
境界のRINNE 第120話 鎌の事なら三日月堂 高橋留美子 週刊少年サンデー

月に住むのはウサギということで・・・ でも、この月は満月ではなく三日月ということで・・・・
餅をついているのではなく、鎌を打っているということなのでしょうね。(^^)

ちなみに、中国では、ウサギは月で餅をついているのではなくて、薬をついているそうです。

把酒問月 [酒を把(と)りて月に問う] 李白
・・・・・・
白兎擣薬秋復春 [白兎 薬を擣(つ)きて 秋また春]
嫦娥孤棲与誰隣 [嫦娥(じょが) 孤棲(こせい)して 誰とか隣する]
・・・・・・


嫦娥(じょが) は、不老不死の薬を手に入れて、月へ行ったとされる女性で、その薬を飲んでガマガエルになったとも言われています。ただし、この李白の詩では、美しい女神として詠まれているようです。
(その不老不死の薬を白兎が作っているという説があります。)

なぜ、ウサギが月に住むようになったかというと・・・それは次のような話があります。


今昔物語 5.13 三の獣、菩薩の道を行じ、莵身を焼く語

 天竺に兎と狐と猿がいたが、ともに深い求道心を起こして菩薩道の修行をしていた。「我々は前世に重い罪を造ったため、地獄に堕ちて長い間苦しみを受け、さらに残った罪の報いにこのような身に生まれたのだ。だからこのたびはこの身を捨てて善い行いをしよう」と話し合い、三匹のうち最年長を親と思い、次の者を兄のように扱い、一番若い者を弟のようにかわいがった。

 帝釈天がこれを見て、「これらは獣とはいえ殊勝な心を持っている。しかし、それが本当かどうかひとつ試してみよう」と思い、老人の姿に身を変えて三匹の所に行き、「わしは年をとり疲れてしまってどうしようもない。そなたたち三匹でわしを養ってくれ」と言う。

 三匹の獣は、「これこそ我々の願うところだ」といい、猿は山は木の実を取り、里に出ては、野菜を取って持ち帰り、老人に食べさせる。狐は墓に行き、人が供えておいた餅や飯や魚介類を持ち帰って、老人に食べさせる。
 このようにして数日たった。老人は、「この二匹は深い哀れみの心がある。もはや菩薩といっていい」という。兎はなにか探してこようと、耳は長く背は丸まり、目は大きくて前足短く、尻の穴は大きく開いた格好で、東西南北走り回ったが、どうしても探し出せない。

 そこで、猿と狐のほか老人までもが、辱めたり軽蔑したりあざ笑ったりして尻をたたいたがどうにもならない。
 兎は思うところがあり、老人のところに行って、「私はこれからおいしいものを探してきます。それまでに枯れ木を集め、燃やして待っていてください」と言った。

 そこで、猿は枯れ木を拾い、狐は火を持ってきて燃やし付けて待っていたところ、兎は手ぶらで帰ってきた。それを見た猿と狐は、「お前は、嘘ぱっちを並べて人をだまし、火を焚かせて暖まろうと思っていたにちがいない。憎らしいやつだ」という。兎は、「私は食べ物を探して持ってくる甲斐性がありませんから、どうぞ私の体を焼いてお食べください」というや、火の中に踊りこんで焼け死んだ。

 このとき、帝釈天はもとの姿にもどり、この兎が火に飛び込んだ姿を月の中に移し、それをあまねく一切衆生に見せるために月の中に残しておかれた。つまり、月の表面に雲のようなものが見えるのは、この兎が火に焼けたときの煙である。また、月の中に兎がいるというのは、この兎の姿である。



まあ、この話は、聖闘士星矢 (せいんとせいや) でも、例え話に使われていました。

聖闘士星矢 天秤座(ライブラ)の聖衣(クロス)の秘密の巻 
車田正美 集英社


キズつき飢えて今にも死にそうな旅人がいた
そこへ熊とキツネとウサギがでてきてその旅人を助けようとした
熊はその力を生かし魚や肉をもってきてあたえた
キツネは知恵を生かし木の実や果物をとってきてあたえた
しかし非力なウサギだけはなにもとれず旅人にあたえることができなかった


seiya10.jpg

なにもあたえるものがなかったウサギは みずから火の中へとびこみ自分の体を食料として旅人にあたえたのだ



この話は、もともとは、お釈迦様の生前の輪廻転生の話であることは、芥川龍之介も述べているとおりです。



それにしても、即効浄化、転化八当の鎌 の正体は如何に? 
次回が楽しみですね。(^^)


テーマ : 境界のRINNE
ジャンル : アニメ・コミック

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