境界のRINNE 第150話 夢の相合い傘 [ドッペルゲンガー]

先週の、六文ちゃんのクローンの話に続き、今週は、「もう一人の私」の話でした。(^^)

笠原アイさんは、

「私の知らない所でもうひとりの私が・・・・色々やっているらしいんです。これって・・・・・
ドッペルゲンガーじゃないかしら!?」

と、りんね君に相談しているのですが・・・・ドッペルゲンガーとは何かというと・・・

ドッペルゲンガーとは分身----もう一人の自分のことである。
自身のドッペルゲンガーを見た者は数日のうちに死ぬという、恐ろしい伝説があるのだ。


ということだそうです。

以前、澁澤龍彦の何かの本に、ドッペルゲンガーというのは、本当は、「二重人格」のことで、もう一人の自分が現れるのは、「オートスコピー」というものである。と書かれているのを読んだように記憶しているのですが・・・・?

確かに、ドストエフスキーのDvojnik は、「二重人格」と訳されているな・・・・なんて思っていたんですが、今回気になって、訳者のあとがきを見てみると次のように書かれていました。

題名の"Dvoinik" ドイツ語の "Doppelganger" は元来、同時に二つの場所に現れる人物、という意味で多分に民間伝承的な要素を含んだ言葉であって、日本語には翻訳し難いもののひとつである。従来『二重人格』『分身』等の訳語が使われていて、ともに誤解を招き易いものではあるが、一応従来の慣例に従って『二重人格』としておた。

二重人格 ドストイェーフスキー作 小沼文彦訳 岩波文庫



とすると、やっぱり、ドッペルゲンガーというのは、二重人格というよりも、もう一人の自分が現れる現象であると言えるようですね。(^^)

しかし、りんね君は、相合い傘の霊は生霊だと考え、
「ドッペルゲンガーなどというご大層な物ではない」
と言っていました。でも、ドッペルゲンガーというのは、もう一人の自分が現れる現象ですから、生霊もドッペルゲンガーの一種と言えるかもしれませんね。(^^)

実際、ドイツ語辞典の中には、次のように訳されているものがありました。

Dopplganger 同一人で同時に違った場所に現れる(と信じられている)人、生霊; 分身;よく似た人;代役.

新修ドイツ語辞典 同学社版



芥川龍之介もドッペルゲンガーを見たと言われていますが、日本でドッペルゲンガーとおぼしきものが登場する一番古い記述は・・・古事記や日本書紀の雄略天皇の狩の話かもしれませんね。

古事記 下 5 雄略天皇 葛城山

ある時、天皇が葛城山に登りました。百官の供の者は皆 紅い紐をつけた青い衣を着ておりました。その時向こうの山の尾根づたいに登って来る人があります。それはまったく天皇の行列のようであり、その装束も人もそっくりです。

そこで天皇が、「この日本の国に、わたし以外に君主はいないのであるが、かような姿で行くのはだれであるか」と問わせられました。するとその相手の答えは、天皇の仰せとそっくり同じものでした。天皇は大変怒って、弓に矢をつがえると、百官の者たちも皆 矢をつがえました。すると相手の者たちも皆矢をつがえました。

そこで天皇がまた、「それなら名を名乗れ、おのおのの名を名乗って矢を放とう」と仰られました。すると相手が答えました。「わたしは先に問われたから先に名乗りをしよう。わたしは悪い事も一言、よい事も一言、言い分ける神である葛城の一言主(ひとことぬし)の大神だ」と仰せられました。

天皇はかしこまって、「おそれ多い事です。わが大神よ。かように現実のお姿をお持ちになろうとは思いませんでした。」と申されて、太刀や弓矢をはじめ、百官の者どもの着ている衣服を脱がさせて、拝み奉りました。そこで一言主の大神も手を打ってその贈り物を受けられました。



この場合、雄略天皇にそっくりだったのは、一言主の大神だった。ということですが、山の中で同じ姿の人たちに遭遇した雄略天皇は、さぞや驚いたことでしょうね。(^^)

ところで、ドッペル (doppel) というのは、「2重」という意味があるようなのですが、ここから派生した言葉に、

「ドッペる」という言葉があるそうです。
留年して同じ学年を二回繰り返すときに使われるようです。(^^)

そういえば、似た言葉に、「ダブる」 という言葉がありますね。 これは doppel の英語やフランス語である、double ダブルから派生した言葉ですね。

「メガネをかけていないので、文字がダブって見える。」 なんていう場合の、「ダブる」 は、double のことだったんですね。(^^) また、留年して同じ学年を二回繰り返すことも、「ダブる」と言いますよね。

まあ、日本語の場合、適当な言葉に 「する」 或いは、 「る」 をつければ、それなりの動詞になりますね。(^^)

最近では、「アベする」 とか 「アサヒる」 なんて流行語? もありましたね。(^^)




笠原アイさんの彼氏は、加田重井(かたおもい) という名前でしたが・・・・・

境界のRINNE 第145話も、「肩重い」 がテーマでした。(^^)

境界のRINNE 第145話 肩が重い 高橋留美子 週間少年サンデー
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テーマ : 境界のRINNE
ジャンル : アニメ・コミック

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